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目標を定めてキャリアを構築
32歳からの新たなる挑戦(前編) |
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| 「何かが違う……」。新卒で就職した会社で働くうちに、徐々に湧き上がってきた心の声に抗えなくなった佐藤さんは1年半で退社を決意する。ここからキャリア再構築の旅が始まった。 |
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| 28歳の夏、さらなる成長を求め、佐藤さんは転職活動を開始した。
3社目は「まだこの時点では事業会社は厳しい。もう少し経理・財務の専門知識・スキルを身に付ける必要がある」との戦略に則って、再び会計事務所にターゲットを絞った。
佐藤さんの希望条件は次の3つ |
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中規模以上の会計事務所→幅広い業務をこなしてスキルアップするには、抱えているクライアントの数、業種ともに多い、中規模以上でなければならない。 |
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年収アップ→一度ダウンした年収を可能な限り上げたい。応援してくれる妻のためにも。 |
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職場の雰囲気→こればかりは入ってみないと分からないが、人間関係も重要な要素のひとつ。前職が社員数も少なく、堅苦しい雰囲気だったので、楽しく仕事ができる環境が望ましい。せめて仕事の相談ができる同僚・先輩などがほしい。
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この条件を胸に、まずは日経新聞の日曜版に掲載されていた、事務系・管理系スペシャリストに特化した某人
材バンクへ登録。そのコンサルタントに紹介された案件の中で、上記の3つの条件を満たした会計事務所に応募。書類審査、二度の面接とスムーズに突破し、内
定を獲得した。
「面接官は所長と副所長のふたりだったのですが、非常にフランクで好印象をもてました。トップのふたりがこうだからやっていけるのではと思いました」
主な業務は税理士補助。税務申告書作成など、前職ではできなかった税務関係の実務・知識を身に付けた。
そしてひととおりのスキル・知識を身に付け、「税務署の職員とケンカができる」ほどに自信がついたと感じられるようになった32歳の夏、次のステップである事業会社への転職を決意する。入社から3年半が過ぎたころのことだ。
「入社したときから、いつ事業会社へ移ろうか、そのタイミングを計っていました。2社目の会計事務所で3年半、会計事務所トータルで5年半のキャリアを積んだ今なら、事業会社へ移っても大丈夫かなと」
さらに年齢的な焦りも感じていた。入社時の年齢が28歳。事業会社の経理のプロとして通用する実力をつけたいが、のんびりしていると年齢的にどんどん転職が難しくなってしまう。そのタイミング、事業会社へ移る見極めが最も難しかったに違いない。
もちろん、会社を移っても、夜間は税理士の専門学校へ通い、帰宅後も深夜まで勉強に励む日々は続いていた。そんな生活も5年が経とうとしていた。 |
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| 2003年8月、佐藤さんは3度目の転職活動を開始した。いよいよ狙うは事業会社の財務職。
これまでの転職活動時と違い、全盛期を迎えていたインターネットを中心に情報収集を開始。その過程で【人材バンクネット】の存在を知り会員登録。 キャリアシートを匿名公開 【注4】した。
「自分の市場価値は一体いかほどのものか気になっていたので、キャリアシートを公開しました。どれだけのスカウトメールが来るのか、正直不安でしたが、公開したらすぐにたくさんのメールが届きました」
人材バンクからのスカウトメールはその後も途切れることなく、約2カ月にわたって届いたという。数多く届いたスカウトメールの中で佐藤さんが選んだ人材バンクは、公開後、最初にメールを送ってきたイムカだった。
「最初に送ってくるということは、それだけ仕事熱心だということだし、私に興味をもってくれているだろうと判断したので」
早速メールを送ってきたイムカのキャリアコンサルタント・藤崎克朗氏にコンタクトを取り、面談に赴く。そこで1時間半にわたり、これまで何をやってきた
か、これから何をやりたいのかなどのキャリアカウンセリングを受け、新聞、雑誌などのメディアに出ていない求人情報などの「裏の情報」を教えてもらった。
「藤崎さんは私の話をじっくり聞いてくれた上で、いろいろとアドバイスをしてくれました。とても熱心で、この人なら信頼して任せられると思いましたね。また、前回の転職で利用した人材バンクと違い、専属のコンサルタントがついてくれる【注5】ので、その点もイムカさんを選んだ大きなポイントです」
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| 面談後、佐藤さんは藤崎氏から求人情報を提示されるが、それ以外にも「こんな仕事はどう?」という新しい提案を受けた。しかも、それは佐藤さんの希望とは大きくかけ離れたものだった。
今回の転職で佐藤さんがターゲットに絞ったのは事業会社の財務職。しかし藤崎氏が提案してきたのは経理職だった。
「当初、経理職は絶対に嫌だって思ってたんです。もう決算はやりたくないと(笑)」
当然、藤崎氏に経理職を勧められた際には、いったんは断った。自分は経理じゃなくて財務がやりたい・・・・・・。しかし、藤崎氏にこう説明されて次第に気持ちが変わっていった。
「事業会社の場合は一生経理をやるわけじゃなくて、経験を積んでキャリアの幅を広げていけば経理から財務に移れる可能性も高いから」
現実的な問題もあった。財務職の求人件数自体が少なかったのだ。たまに見つけた求人も財務としての経験が問われるものが大半。藤崎氏の指摘は現実の求人動向を裏づけるものだった。
佐藤さんは状況を再認識し、軌道修正。経理職も視野に入れ、活動を再開した。
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| 昭和47年1月、宮城県仙台市生まれの32歳。経理職。過去の転職歴は3回。現在CFOを目指して奮闘中。 |
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1997年3月 25歳
明治大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了
(国際法の研究)
1997年4月 25歳
コンサルティング会社入社
・小売店のセールスプロモーションの
コンサルティングなどに従事
1998年2月 26歳
結婚
1998年7月 26歳
転職活動開始
・資格の専門学校の求人掲示板で
見つけた転職先に応募→内定
1998年8月 26歳
コンサルティング会社退社
1998年9月 28歳
小規模会計事務所入社
専門学校入学。税理士取得に向けて勉強スタート
2000年7月 26歳
転職活動開始
・事務系スペシャリストに特化した
人材バンクに登録→紹介→内定
2000年8月 28歳
中規模会計事務所入社
2003年5月 31歳
【人材バンクネット】経由でイムカに登録
・ 紹介された件数:10社
・ 応募:6社
・ 面接:2社
2003年12月 31歳
事業会社の経理職に内定
税理士試験に合格
2004年2月 32歳
事業会社に入社。現在に至る
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| 【注4】 キャリアシート匿名公開
キャリアシート匿名公開のメリットを佐藤さんは次のように語った。「前回の転職活動で、管理系に強い、ベンチャーに強いなど、人材バンクにも得手不得手があるということが分かりました。管理系の職種に就きたいのに、営業職に強い人材バンクに行っても、意味がありません。その点、キャリアシートを公開すれば求職者の希望職種に強い人材バンクからしか連絡が来ない。効率的だし、双方にメリットがありますよね」
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【注5】専属のコンサルタントがついてくれる
人材バンクの中には、登録業務担当、企業担当、求職者担当と、分業制を敷いているところもある。また、ひとりの求職者にコンタクトを取るコンサルタントが複数人におよぶ人材バンクもある。確かに膨大な登録者数を抱える人材バンクにとっては効率的ではあるが、求職者にとってみれば、登録から内定までひとりのコンサルタントが担当するほうが、情報経路も一本化できるし、付き合いが長くなれば「ツーカー」になりやすい。それぞれ一長一短はあるが、じっくりと付き合ってくれる専属制の方が佐藤さんにはマッチしていたということだ
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カテゴリー » 転職する人々
投稿日 » 2005/10/20 木曜日 - 15:46:19 by 管理人